肺がんのエビデンス
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臨床試験サマリ
42 件の臨床試験
KEYNOTE-024
PD-L1高発現進行非小細胞肺癌の一次治療において、ペムブロリズマブとプラチナ併用化学療法を比較した第III相試験
ペムブロリズマブ vs プラチナ併用化学療法
KEYNOTE-024試験は、PD-L1 TPS≧50%の進行非小細胞肺癌の一次治療において、Pemb単剤とプラチナ併用化学療法を比較した第3相試験である。Pemb群はプラチナ併用化学療法群と比較して、無増悪生存期間を有意に延長した。Pemb群はプラチナ併用化学療法群と比較して、全生存期間も有意に延長した。
KEYNOTE-042
PD-L1発現進行非小細胞肺癌の一次治療において、ペムブロリズマブと化学療法を比較した第III相試験
ペムブロリズマブ vs 化学療法
KEYNOTE-042試験は、PD-L1 TPS≧1%の局所進行または転移性非小細胞肺癌の一次治療において、Pemb単剤と化学療法を比較した第3相試験である。主要評価項目は、PD-L1 TPS 50%以上、20%以上、1%以上の集団の全生存期間であった。ALK融合またはEGFR変異のないPD-L1 TPS1%以上の局所進行非小細胞肺がん患者において、Pemb単剤治療は一次治療の選択肢の一つになり得る。
KEYNOTE-189
非扁平上皮非小細胞肺癌の一次治療において、ペムブロリズマブ+プラチナ併用化学療法を検証した第III相試験
プラチナ併用化学療法+ペムブロリズマブ vs プラチナ併用化学療法+プラセボ
KEYNOTE-189試験は、未治療進行再発non-Sq NSCLCに対してプラチナ併用化学療法とPembの併用療法の有効性を検証する第3相試験である。主要評価項目は全生存期間(OS)と無増悪生存期間(PFS)であった。Pembとプラチナ+ペメトレキセドの併用療法は、プラチナ+ペメトレキセド療法単独と比較して有意に無増悪生存期間、及び全生存期間を延長した。
KEYNOTE-407
扁平上皮非小細胞肺癌の一次治療において、ペムブロリズマブ+カルボプラチン+タキサン系薬剤を検証した第III相試験
カルボプラチン+パクリタキセル/nab-パクリタキセル+ペムブロリズマブ vs カルボプラチン+パクリタキセル/nab-パクリタキセル+プラセボ
KEYNOTE-407試験は、扁平上皮NSCLCに対してPembとプラチナ併用化学療法を併用する有効性を検証した第3相試験である。主要評価項目は、全生存期間(OS)と無増悪生存期間(PFS)であった。カルボプラチン+パクリタキセル/nab-パクリタキセル+Pembは、カルボプラチン+パクリタキセル/nab-パクリタキセル+プラセボと比較してPFS及びOSを有意に延長した。
Lux-Lung 6
EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌の一次治療において、アファチニブを検証した第III相試験
アファチニブ vs シスプラチン+ゲムシタビン
Lux-Lung 6試験は、未治療EGFR陽性非小細胞肺癌の患者を対象として、第二世代EGFR-TKIのAFAと、従来の標準治療であるプラチナ併用化学療法を比較した第3相試験である。主要評価項目は無増悪生存期間であった。AFAはプラチナ併用化学療法と比較して無増悪生存期間の有意な延長を示した。
NEJ002
EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌の一次治療において、ゲフィチニブを検証した第III相試験
ゲフィチニブ vs カルボプラチン+パクリタキセル
NEJ002試験は、未治療EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌の患者を対象として、第一世代EGFR-TKIであるゲフィチニブと、従来の標準治療であるプラチナ併用化学療法を比較した第3相試験である。主要評価項目は無増悪生存期間であった。ゲフィチニブはプラチナ併用化学療法と比較して無増悪生存期間の有意な延長を示した。
NEJ009
EGFR遺伝子変異陽性NSCLCの一次治療において、ゲフィチニブ+化学療法を検証した第III相試験
ゲフィチニブ+カルボプラチン+ペメトレキセド vs ゲフィチニブ
NEJ009試験は、EGFR-TKI単独治療とEGFR-TKIとプラチナ併用化学療法の同時併用を検証する第3相試験である。主要評価項目はPFS、PFS2、OSであった。GEF+CBDCA+PEM群はGEF群と比較して有意にPFSを延長した。
NEJ026
EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌の一次治療において、エルロチニブ+ベバシズマブを検証した第III相試験
エルロチニブ+ベバシズマブ vs エルロチニブ
NEJ026試験は、EGFR遺伝子変異陽性NSCLCを対象として、ERL+BEV群とERL群を比較した第3相試験である。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)であった。中間解析の結果より、ERL+BEV群はERL群と比較して有意にPFSを延長した。
OAK
既治療進行非小細胞肺癌において、アテゾリズマブをドセタキセルと比較した第III相試験
アテゾリズマブ vs ドセタキセル
OAK試験は、既治療進行非小細胞肺癌においてAtezoとDOCを比較した第3相試験である。主要評価項目はITT集団及びPD-L1 TC1/2/3またはIC1/2/3集団における全生存期間であった。AtezoはPD-L1発現量に関わらずDOCより全生存期間を統計学的に有意に延長した。
PARAMOUNT
進行非扁平上皮非小細胞肺癌において、CDDP+PEM導入療法後のPEM維持療法を検証した第III相試験
PEM維持療法 vs プラセボ
PARAMOUNT試験は、CDDP+PEM導入療法後に病勢進行を認めなかった進行非扁平上皮NSCLC患者を対象に、PEM維持療法を検証した第3相試験である。主要評価項目は無増悪生存期間であった。PEM維持療法はプラセボと比較して無増悪生存期間および全生存期間の優越性を示した。
PointBreak
非扁平上皮非小細胞肺癌の一次治療において、PemCBev群とPacCBev群を比較した第III相試験
ペメトレキセド+カルボプラチン+ベバシズマブ vs パクリタキセル+カルボプラチン+ベバシズマブ
PointBreak試験は、進行非扁平上皮NSCLCに対する一次治療として、PemCBev群とPacCBev群を比較した第3相試験である。主要評価項目は全生存期間であった。PemCBev群はPacCBev群と比較して生存期間の延長は示さなかったが、無増悪生存期間は有意に改善した。
PROFILE 1001
ROS1融合遺伝子陽性非小細胞肺癌に対するクリゾチニブを検証した第I相試験
クリゾチニブ vs 単群
PROFILE 1001試験は、進行期ROS1融合遺伝子陽性非小細胞肺癌を対象としたクリゾチニブ単群第1相試験である。クリゾチニブの客観的奏効割合は72%であった。無増悪生存期間中央値は19.2ヶ月であり、全生存期間中央値は未到達であった。
PROFILE 1014
ALK遺伝子転座陽性NSCLCの一次治療においてクリゾチニブと化学療法を比較した第III相試験
クリゾチニブ vs シスプラチン or カルボプラチン+ペメトレキセド
PROFILE 1014試験は、未治療ALK遺伝子転座陽性NSCLCを対象としたクリゾチニブ vs 化学療法の第3相試験である。主要評価項目は無増悪生存期間であった。クリゾチニブ群は化学療法群と比較してPFSを有意に延長した。
REVEL
プラチナ併用療法後に増悪したIV期NSCLCにおいてRAM+DOCとDOCを比較した第III相試験
ラムシルマブ+ドセタキセル vs ドセタキセル
REVEL試験は、プラチナ併用療法後に増悪したIV期NSCLCを対象としたRAM+DOC vs DOCの第3相試験である。主要評価項目は全生存期間であった。RAM+DOC群はDOC群と比較してOSの優越性を示した。
WJOG5208L
CDGP+DOC vs CDDP+DOC
WJOG5208Lは、進行・再発肺扁平上皮癌に対する一次治療として、CDGP+DOC併用療法とCDDP+DOC併用療法を比較した第3相試験である。主要評価項目は全生存期間であり、CDGP+DOC群でOSの有意な延長が示された。
WJTOG3405
ゲフィチニブ vs シスプラチン+ドセタキセル
WJTOG3405は、EGFR遺伝子変異陽性の進行非小細胞肺癌に対する一次治療として、ゲフィチニブとシスプラチン+ドセタキセルを比較した第3相試験である。主要評価項目は無増悪生存期間であり、ゲフィチニブ群でPFSの有意な延長が示された。
WJTOG9904
ドセタキセル vs ビノレルビン
WJTOG9904は、進行非小細胞肺癌に対する一次治療として、ドセタキセルとビノレルビンを比較した第3相試験である。国内におけるNSCLC一次治療の標準治療検討に関わる重要な臨床試験である。
ARCHER 1050
EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌の一次治療において、ダコミチニブのゲフィチニブに対するPFS延長を示した第III相試験
Dacomitinib vs Gefitinib
ARCHER 1050試験は、EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌の一次治療において、ダコミチニブとゲフィチニブを比較した国際共同無作為化非盲検第III相試験です。IRC評価によるPFS中央値はDAC群14.7ヶ月、GEF群9.2ヶ月であり、DAC群で有意にPFSが延長しました。旧OncoTribune掲載内容を正本として、詳細は本文に掲載しています。
CA031
進行非小細胞肺癌の一次治療において、nab-PTX+CBDCA療法とPTX+CBDCA療法を比較した第III相試験
nab-Paclitaxel + Carboplatin vs Paclitaxel + Carboplatin
CA031試験は、進行非小細胞肺癌の一次治療において、ナブパクリタキセル+カルボプラチン療法とパクリタキセル+カルボプラチン療法を比較した国際共同無作為化非盲検第III相試験です。主要評価項目である奏効割合はnabPTX群で有意に改善しました。一方で、無増悪生存期間および全生存期間の有意な延長は示されませんでした。
CASPIAN
進展型小細胞肺癌の一次治療において、デュルバルマブ+プラチナ/エトポシド療法の有効性を示した第III相試験
Durvalumab + Platinum-Etoposide vs Platinum-Etoposide
CASPIAN試験は、進展型小細胞肺癌の一次治療として、Durva、もしくはDurva+トレメリムマブをプラチナ+ETPに上乗せした治療を、標準治療であるプラチナ+ETPと比較する国際共同ランダム化第III相試験です。本報告では、Durva併用群と化学療法群の全生存期間を比較した中間解析の結果が示されました。Durvaとプラチナ/ETPの併用療法は、化学療法単独と比較して全生存期間を有意に改善しました。
AURA3
EGFR T790M変異陽性非小細胞肺癌において、オシメルチニブのプラチナ併用化学療法に対する有効性を示した第III相試験
Osimertinib vs Platinum–Pemetrexed
AURA3試験は、1次治療のEGFR-TKI増悪後にT790M変異を有する進行非小細胞肺癌患者を対象に、オシメルチニブとプラチナ併用化学療法を比較した国際共同無作為化非盲検第III相試験です。OSI群はCBDCA or CDDP+PEM群と比較してPFSを有意に延長しました。旧OncoTribune掲載内容を正本として、詳細は本文に掲載しています。
CheckMate017
既治療扁平上皮非小細胞肺癌において、ニボルマブのドセタキセルに対する優越性を示した第III相試験
Nivolumab vs Docetaxel
CheckMate017試験は、既治療進行扁平上皮非小細胞肺癌を対象に、ニボルマブとドセタキセルを比較した国際共同無作為化非盲検第III相試験です。主要評価項目である全生存期間は、NIVO群9.2ヶ月、DOC群6.0ヶ月であり、NIVO群で有意に延長しました。PD-L1発現に関わらずOS、PFS、奏効割合で良好な結果を示し、毒性は許容されるものでした。
CheckMate057
既治療非扁平上皮非小細胞肺癌において、ニボルマブのドセタキセルに対する優越性を示した第III相試験
Nivolumab vs Docetaxel
CheckMate057試験は、既治療進行非扁平上皮非小細胞肺癌を対象に、ニボルマブとドセタキセルを比較した国際共同無作為化非盲検第III相試験です。主要評価項目である全生存期間は、NIVO群12.2ヶ月、DOC群9.4ヶ月であり、NIVO群で有意に延長しました。奏効割合もNIVO群で高く、毒性は許容されるものでした。
E2201
既治療BRAF V600E変異陽性非小細胞肺癌において、ダブラフェニブ+トラメチニブ併用療法を評価した第II相試験
Dabrafenib plus trametinib vs なし
E2201試験は、既治療BRAF V600E変異陽性非小細胞肺癌を対象に、ダブラフェニブ+トラメチニブ併用療法を評価した多施設非盲検第II相試験です。主要評価項目である奏効割合は63.2%であり、病勢制御割合は78.9%、無増悪生存期間中央値は9.7ヶ月でした。DAB+TRA併用療法は高い奏効割合と管理可能な毒性を示した新規標的治療と位置づけられます。
EAST-LC
既治療非小細胞肺癌において、S-1のドセタキセルに対する全生存期間の非劣性を示した東アジア第III相試験
S-1 vs Docetaxel
EAST-LC試験は、プラチナ併用化学療法既治療の進行非小細胞肺癌を対象に、S-1とドセタキセルを比較した東アジア無作為化非盲検第III相非劣性試験です。主要評価項目である全生存期間中央値はS-1群12.75ヵ月、DTX群12.52ヵ月であり、S-1のDTXに対する非劣性が示されました。PFSと奏効割合はほぼ同様で、有害事象プロファイルには違いが認められました。
ED-SCLC/PCI
進展型小細胞肺癌において、MRI経過観察下での予防的全脳照射(PCI)の意義を検証した日本発第III相試験
PCI vs Observation
ED-SCLC/PCI試験は、初回化学療法で腫瘍縮小を認め、MRIで脳転移がないことが確認された進展型小細胞肺癌患者を対象に、予防的全脳照射(PCI)と経過観察を比較した日本発の多施設共同無作為化非盲検第III相試験です。主要評価項目である全生存期間中央値はPCI群11.6ヶ月、経過観察群13.7ヶ月であり、PCIによる生存期間延長は認められませんでした。一方で脳転移累積リスクはPCI群で有意に低下していました。
ED-SCLC/PCI(Europe)
進展型小細胞肺癌において、予防的全脳照射(PCI)による症候性脳転移抑制と生存期間延長を示したヨーロッパ第III相試験
Prophylactic cranial irradiation vs Observation
ED-SCLC/PCI(Europe)試験は、一次治療が奏効した進展型小細胞肺癌を対象に、予防的全脳照射(PCI)と経過観察を比較したヨーロッパ多施設無作為化第III相試験です。主要評価項目である症候性脳転移の累積発生率は、PCI群で有意に低下しました。全生存期間中央値もPCI群6.7ヵ月、経過観察群5.4ヵ月であり、PCI群で有意に良好でした。
EURTAC
未治療EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌において、エルロチニブとプラチナ併用化学療法を比較した第III相試験
エルロチニブ vs プラチナ併用化学療法
EURTAC試験は、未治療EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌を対象に、エルロチニブとプラチナ併用化学療法を比較した欧州第III相試験である。主要評価項目である無増悪生存期間中央値は、ERL群9.7ヶ月、化学療法群5.2ヶ月であり、ERL群で有意に延長した。全生存期間に有意差は認めなかったが、奏効割合はERL群で高く、EGFR遺伝子変異陽性NSCLCに対するEGFR-TKIの有効性が示された。
FLAURA
未治療EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌において、オシメルチニブと標準EGFR-TKIを比較した第III相試験
オシメルチニブ vs ゲフィチニブまたはエルロチニブ
FLAURA試験は、未治療EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌を対象に、オシメルチニブと標準EGFR-TKIを比較した第III相試験である。主要評価項目であるPFS中央値は、OSI群18.9ヶ月、標準治療群10.2ヶ月であり、OSI群で有意に延長した。CNS病変の有無にかかわらずPFS延長が認められ、EGFR遺伝子変異陽性NSCLC一次治療におけるオシメルチニブの有効性が示された。
IFCT-0501
高齢者進行非小細胞肺癌において、単剤療法とweekly PTX+CBDCA療法を比較した第III相試験
weekly PTX+CBDCA vs VNRまたはGEM
IFCT-0501試験は、70〜89歳の高齢者進行非小細胞肺癌を対象に、VNRまたはGEM単剤療法とweekly PTX+CBDCA療法を比較した第III相試験である。主要評価項目であるOS中央値は、単剤群6.2ヵ月、weekly PTX+CBDCA群10.3ヵ月であり、weekly PTX+CBDCA群で有意に延長した。weekly PTX+CBDCA療法では有効性改善を認めた一方、好中球減少や発熱性好中球減少、治療関連死の増加がみられた。
IMpower130
進行非扁平上皮非小細胞肺癌の一次治療において、CBDCA+nab-PTX+AtezolizumabとCBDCA+nab-PTXを比較した第III相試験
CBDCA+nab-PTX+Atezolizumab vs CBDCA+nab-PTX
IMpower130試験は、進行非扁平上皮非小細胞肺癌の一次治療として、CBDCA+nab-PTX+AtezolizumabとCBDCA+nab-PTXを比較した第III相試験である。EGFR/ALK遺伝子野生型集団において、PFS中央値は7.0ヶ月 vs 5.5ヶ月、OS中央値は18.6ヶ月 vs 13.9ヶ月であり、アテゾリズマブ併用群で有意な改善を示した。PD-L1発現レベルにかかわらずPFSの有益性が示された一方、OSのサブグループ解析では全てのPD-L1発現レベルで一貫した有益性は確認されなかった。
IMpower133
進展型小細胞肺癌の一次治療において、カルボプラチン+エトポシド+アテゾリズマブとカルボプラチン+エトポシドを比較した第III相試験
カルボプラチン+エトポシド+アテゾリズマブ vs カルボプラチン+エトポシド+プラセボ
IMpower133試験は、進展型小細胞肺癌の一次治療として、CBDCA+ETP+AtezolizumabとCBDCA+ETP+プラセボを比較した第III相試験である。主要評価項目であるOS中央値は12.3ヶ月 vs 10.3ヶ月、PFS中央値は5.2ヶ月 vs 4.3ヶ月であり、Atezo併用群で有意な延長を示した。奏効割合はAtezo併用群60.2%、プラセボ併用群64.4%であり、奏効期間中央値は両群でほぼ同程度であった。
IMpower150
進行非扁平上皮非小細胞肺癌の一次治療において、ABCP療法とBCP療法を比較した第III相試験
Atezolizumab+Bevacizumab+Carboplatin+Paclitaxel vs Bevacizumab+Carboplatin+Paclitaxel
IMpower150試験は、進行非扁平上皮非小細胞肺癌の一次治療として、ABCP療法とBCP療法を比較した第III相試験である。WT集団において、PFS中央値は8.3ヶ月 vs 6.8ヶ月、OS中央値は19.2ヶ月 vs 14.7ヶ月であり、ABCP群で有意な改善を示した。WT集団の客観的奏効割合はABCP群63.5%、BCP群48.0%であり、奏効期間中央値もABCP群で長かった。
J-ALEX
ALK遺伝子転座陽性切除不能非小細胞肺癌において、アレクチニブとクリゾチニブを比較した第III相試験
アレクチニブ vs クリゾチニブ
J-ALEX試験は、ALK遺伝子転座陽性切除不能非小細胞肺癌を対象に、アレクチニブとクリゾチニブを比較した非盲検ランダム化第III相試験である。主要評価項目である独立中央判定委員会によるPFSは、ALC群でNot estimable、CRZ群で10.2ヶ月であり、ALC群で有意に延長した。奏効割合はALC群92%、CRZ群79%であり、有害事象による投与中断や治療継続困難はCRZ群で高頻度であった。
JCOG0605
感受性再発小細胞肺癌において、CDDP+ETP+CPT-11(PEI)療法とトポテカン単剤療法を比較した第III相試験
CDDP+ETP+CPT-11(PEI) vs トポテカン(NGT)
JCOG0605試験は、感受性再発小細胞肺癌を対象に、PEI療法とNGT療法を比較した多施設共同非盲検ランダム化第III相試験である。主要評価項目である全生存期間中央値は、NGT群12.5ヵ月、PEI群18.2ヵ月であり、PEI群で延長した。PEI群では奏効割合が高かった一方、血液毒性や発熱性好中球減少などの有害事象にも注意が必要であった。
JCOG0803/WJOG4307L
高齢者進行非小細胞肺癌において、weekly DOC+CDDP療法とDOC療法を比較した第III相試験
ドセタキセル vs ドセタキセル+シスプラチン
JCOG0803/WJOG4307L試験は、70歳以上の高齢者進行非小細胞肺癌を対象に、weekly DOC+CDDP療法と3週毎DOC療法を比較した非盲検ランダム化第III相試験である。1回目の中間解析でDOC+CDDP群の優越性を検証する確率が低いと予測され、試験は早期無効中止となった。全生存期間中央値はDOC群14.8ヵ月、DOC+CDDP群13.3ヵ月であり、weekly DOC+CDDP療法は優越性を示すことはできなかった。
JCOG1210
高齢の進行非扁平上皮非小細胞肺癌において、CBDCA+PEM療法とDOC療法を比較した第III相試験
ドセタキセル vs カルボプラチン+ペメトレキセド
JCOG1210試験は、75歳以上の高齢の進行非扁平上皮非小細胞肺癌を対象に、DOC療法とCBDCA+PEM療法を比較した第III相試験である。全生存期間中央値はDOC群15.5ヵ月、CBDCA+PEM群18.7ヵ月であり、CBDCA+PEM群の非劣性が示された。CBDCA+PEM療法は、有効性と忍容性において臨床的に有用であり、標準療法のひとつとして検討されるべきとされた。
JCOG9511
進展型小細胞肺癌において、CDDP+CPT-11療法とCDDP+ETP療法を比較した第III相試験
CDDP+CPT-11 vs CDDP+ETP
JCOG9511試験は、未治療の進展型小細胞肺癌を対象に、CDDP+CPT-11療法とCDDP+ETP療法を比較したランダム化第III相試験である。全生存期間中央値はCDDP+CPT-11群12.8ヵ月、CDDP+ETP群9.4ヵ月であり、CDDP+CPT-11群で有意に延長した。PFSおよび奏効割合もCDDP+CPT-11群で良好であり、日本において進展型小細胞肺癌の標準的治療となった。
JMDB
進行非小細胞肺癌において、ペメトレキセド+シスプラチン療法とゲムシタビン+シスプラチン療法を比較した第III相試験
ペメトレキセド+シスプラチン vs ゲムシタビン+シスプラチン
JMDB試験は、未治療進行非小細胞肺癌を対象に、PEM+CDDP併用療法(PC群)のGEM+CDDP併用療法(GC群)に対する非劣性を検証した国際第III相試験である。全症例における全生存期間中央値はPC群10.3ヶ月、GC群10.3ヶ月であり、PC群はGC群と同等の有効性を示した。組織型別解析では、非扁平上皮癌においてPC群が良好な結果を示し、組織型別による有効性の違いを示した。
JMEI
既治療非小細胞肺癌において、ペメトレキセドとドセタキセルを比較した第III相試験
ペメトレキセド vs ドセタキセル
JMEI試験は、既治療非小細胞肺癌を対象に、PEMとDTXの有効性を比較した第III相非劣性試験である。全生存期間中央値はPEM群8.3ヵ月、DTX群7.9ヵ月であり、非劣性マージン①では非劣性は示されなかった。一方で、Percent retention methodではPEMがDTXのBSCに対する効果の少なくとも50%を保持することが示され、PEMの毒性の低さも確認された。
KEYNOTE-010
PD-L1陽性の既治療進行非小細胞肺癌において、ペムブロリズマブとドセタキセルを比較した第II/III相試験
ペムブロリズマブ vs ドセタキセル
KEYNOTE-010試験は、PD-L1発現陽性の既治療進行非小細胞肺癌を対象に、Pemb 2mg/kg、Pemb 10mg/kg、DOCを比較した第2/3相試験である。全体集団(TPS≧1%)において、Pemb2mg/kg、Pemb10mg/kgのいずれの用量でもDOC群と比較して有意にOSの延長を認めた。TPS≧50%集団では、Pembのいずれの用量でもDOC群と比較してOSおよびPFSを有意に延長した。
ALEX
アレクチニブ vs クリゾチニブ
未治療ALK陽性進行期NSCLCにおいて、アレクチニブはクリゾチニブと比較して無増悪生存期間を有意に延長し、CNS病変の進行も抑制した。
学会レポート
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